眼鏡評論家が生まれた背景

詳細は以下の動画で説明していますが、そんな動画観ていられるか!!ってなお方に簡易に僕の思いを説明致します。

 

僕は以前に自分の経営している眼鏡店のお客様に面と向かってこう言われました。

 

「眼鏡屋、保険屋、証券マンという自称専門家の言う事は聞くもんじゃない。一例を挙げれば眼鏡屋がレンズをアップグレードすれば見え心地が良くなりますよ。って言われても実際には何が変わったか分からない。」

 

だから眼鏡屋の言う事は聞くもんじゃない。っと結論づけていらっしゃるお方だったのです。実際にレンズのグレードが上がればどうなるか、これは僕ら眼鏡屋でもどう説明するかは難解で、

 

例えば、カメラのレンズにはこだわって何十万もするレンズを買いますね。それは写真という成果物があるから写真を通してレンズの性能を評価しているのです。

 

ですが、僕が使っているメガネを誰かに渡して、これ見え心地良いから体験してみてっと伝えても、眼の状態の差異がある中で、正確にモニタリングなんて出来る筈がないのです。だから眼鏡レンズの指名買いなんてほぼ皆無です。

 

僕は近視ですが、近視の眼鏡を遠視の方に渡しても、ただただ見えなくて気持ち悪いメガネだという感想に100%なります。

 

だからこそ、メーカーから言われた性能及び設計別の見え心地を自身の体験をもとに説明し、それを別の方に伝えるというスキルがメガネ屋には必要になります。

 

ところが、眼鏡屋さん個人では、特定のメーカーしか付き合いがなく、全てのレンズを網羅してその違いを説明出来る人は皆無に等しいでしょう。

 

幸いにも僕の経営するオプテリアグラシアスは、ほぼほぼ全てのレンズメーカーを網羅し取引しています。そして各メーカーから発売されたレンズは極力自身用に購入しモニタリングしています。だから僕はそれを無理かもなんて思いながらも、評価、解説いわば評論活動をしてみようと思ったのです。いつか眼石祝応さんが評論していたフレームやレンズが欲しいなんて声が広がっていけば、これほど嬉しい事はありません。